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百日祝いとお宮参りを一緒に行うときの流れとコツ

お宮参りをする時期に赤ちゃんやお母さんの具合が悪くて先延ばしになってしまったけれど、良いタイミングが分からず、いつにしようか考えている間にもうすぐ百日祝いの時期に…。 そんな時はちょうどよい次の節目「百日祝い」の際に、お宮参りを一緒にしてみてはいかがでしょう?ここでは、お宮参りの時期を逃してしまったけれど、「赤ちゃんのためにお宮参りをしてあげたい」「百日祝いの時期がもうすぐ」ということで、どのようにすればよいかわからないという方に向けて、「百日祝い」と「お宮参り」を一緒に行うための流れやコツ、順序などわかりやすくご紹介したいと思います。

お宮参りとは?

正式なお宮参りとは、赤ちゃんが生まれて無事に1カ月目を迎えられた時に、生まれた土地の産土神(うぶすながみ/うぶのかみ)に赤ちゃんが無事に生まれてきてくれたことに感謝して報告し、氏子として仲間入りする儀式として参拝する行事です。「初宮詣(はつみやもうで)」、「初宮参(はつみやまいり)」とも呼ばれ、地域やその土地の風習などによりさまざまですが、男の子は生後31日または32日、女の子は生後32日または33日頃に参拝しに行きます。現代では赤ちゃんやお母さんの体調、その時期の季節などにより、外出が厳しいときなどは時期をずらすなどの配慮をされることが多く、正式な生後32日前後の日にちでお宮参りが難しいときは生後100日から120日位までに行えれば良いとされ、皆さん赤ちゃんやお母さんの体調などを一番に、無理をせず日取りを決めることが多くなっています。

百日祝いとは?

百日祝い(ももかいわい)とは一般的に生後100日目(地域により差があるので100日~120日の間に行われることが望ましいとされています)に行われる儀式、お食い初め(おくいぞめ)とも呼ばれています。この呼び方は地域などによりさまざまで、生後初めて魚の肉を食べさせる儀式なので「真魚(まな)始め」と呼ばれたり、初めて箸を使うので「箸そろえ」、「箸初め」と呼ばれたりしています。昔は医学が現在のように発達していなかったため、病気や栄養失調などにより、生まれた赤ちゃんが100日を迎えることができないまま亡くなってしまうという事は珍しい事ではありませんでした。したがって、昔は赤ちゃんの成長と無事を祝う儀式が多く、赤ちゃんの成長の節目を決め、家族みんなで喜びお祝いをしてきました。この百日祝いはその一つの節目の儀式のうちの一つで「これから一生、この子が食べ物に困らないように」という願いを込めて行われ、現代でも受け継がれているお祝いの一つです。

お宮参りと百日祝い同じ日にしても良いの?

結論から先に行ってしまうと、お宮参りと百日祝いは同じ日にして問題ありません。順番としてはお宮参りが先になりますが、生後30日前後にお宮参りができなかったときなどで、時期がお食い初めに近くなった場合などは、生後100日~120日の間で行われる百日祝いの際に赤ちゃんの祖父母なども招いてお宮参りと百日祝いを一緒に行って問題ありません。わずかな日数の違いで別々に行うよりは一緒におこなった方が、遠方に住む祖父母などが来る場合なども利便性の面から良いといわれることが多いです。

 

お宮参りと百日祝いを同じ日にするときのスケジュールの立て方

スケジュールを立てる際に一番大切な事は赤ちゃんの体調となりますが、事前に予約しておかなければならない事も出てきますので、当日に赤ちゃんの体調が良い状態でいれるように、お母さんはできるだけその何日か前からは体調管理に注意してあげるようにします。季節や天候などに左右される場合もありますので、もしも当日が無理なようであれば日にちをずらしたりできるような対応も考えておくと良いですね。

お宮参りと百日祝い当日の流れ

当日は「お宮参り」と百日祝いの「お食い初め」をする事になりますが、お宮参りの際は着物を着せて神社へ行くことが多いので、その際に写真館などで写真撮影をされる方も多いのではないかと思います。最近ではお宮参りの着物なども写真スタジオなどでレンタルして貸し出しまでしてくれるところもありますので、そのような場合には写真撮影はお宮参りの前にして、着物などは自前のものを自分で着る場合などは、先にお宮参りをして、その後に写真館やスタジオで写真撮影をするなどでもよいでしょう。赤ちゃんによっても変わってくると思いますが、私のお勧めは赤ちゃんの機嫌のよさそうな午前中で写真撮影を終わらせて、赤ちゃんが十分にお昼寝をしてから夕方または夕食時にお食い初めをする流れが一番です。

●午前中にお宮参り

お宮参りで祈祷をしていただく場合は事前に祈祷をお願いする神社へ問い合わせをする事をお勧めします。神社によっては予約が必要な所などもあるためです。大きな神社などですと予約がなくてもできるところがありますが、受験シーズンや七五三などの込み合う時期には待ち時間が長かったりして赤ちゃんがぐずってしまう事もあるかもしれません。祈祷の際にどのくらいの時間を要するかも一緒に聞いておくと安心ですね。あまりにも時間がかかりそうな時はお参りだけで済ませることも念頭に入れておくと良いかもしれません(赤ちゃんの体調やご機嫌が一番ですので)。

●写真撮影も当日済ませる場合

お宮参りの前後で写真撮影の予約を入れておきましょう。出来れば赤ちゃんの体調が悪いときなどはキャンセルできる写真館または写真スタジオを探して予約しておくと良いでしょう。赤ちゃんの場合は体調管理など気を付けていても突然具合が悪くなってしまったりすることがありますので。

●午後に一度休憩をいれよう

午後は出来るだけ時間を作り、赤ちゃんをお昼寝させて十分休息をとらせてあげましょう。お母さんは大変かと思いますが、赤ちゃんが寝ている間にお食い初めの準備をします。すべて自分でしようと気を張らず、両親などにお手伝いをお願いしたり、購入できるものは出来合いのものでも構いません。双方のご両親を招いてお食い初めのお膳が用意できる日本料理屋さんなどで行っても良いですね。特に初めての場合はわからないことだらけですので、自分で色々と考えこまずにご両親に相談してみたり、周りの力も借りてみんなでお祝いが出来ると良いですね。

●百日祝いの「お食い初め」

夕方や夕食時に「お食い初め」の儀式をして祝います。お食い初めで用意する料理の基本は「一汁三菜といわれ、そこにご飯を足して、合計5品を専用の食器に盛り付けてお膳に並べます。各料理に使われる素材にはさまざまな意味が込められており、その食材を使って祝い膳の料理を作ると縁起が良いとされています。家でするにもお食い初め御膳のようなものが仕出し料理店でセットになっているお店もあります。インターネットでも注文できるので、一日でお宮参りと百日祝いの両方を行う際は負担を減らすために、注文というチョイスがあるという事も覚えておくと良いかもしれませんね。

最後に

お宮参りとお食い初めは、必ずこの日にしなければいけないという決まりはありません。したがって、赤ちゃんやお母さんの体調、一緒に参列してくれる親戚などによって都合の良い日取りにするのが、一番の思い出作りになる事間違いなしです。赤ちゃんのこれからの健やかな成長を祈って、素敵なお祝いとなるようにしていただければと思います。

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