スポンサーリンク



故人の孫、親が喪主の場合の子が出すべき香典、7つのシチュエーションとマナー

祖父や祖母の葬儀に自身の親が喪主を務める場合、喪家の一員という事になるけれど、香典は出した方が良いのか、出さなくてよいのか迷いますね。これにはシチュエーションにより出さなくても良い場合と出した方が良いケースに分かれます。ここでは、そのさまざまなシチュエーションから香典を出すか出さないか、及び孫として供花を出す場合などについてもどのように出すのがふさわしいかなどをご紹介したいと思います。

祖父母が亡くなり自身の親が喪主の際の香典

自分の祖父母が亡くなり、自身の親が喪主を務めるというシチュエーションでの葬儀の際の香典をどのようにすればよいかそれぞれ考えてみましょう。

●自分が未成で年親と同居の場合

未成年の場合で喪主となる親御さんと同居の場合、親の扶養となるので香典を出す必要はありません。親御さんが親戚の方と相談して孫一同として供花を出されるという事はあるかもしれません。その際の費用も通常は親の負担で出します。

●自分が成年(社会人)、独身で親と同居の場合

よく喪家の者は香典が必要ないなどといわれますが、一般的な考えでは成人して社会人の場合、香典は出すべきではないかと言う意見が多くあります。あくまで各家族などにより、異なりますが、親と同居の社会人の場合は喪主である親の意見に従い、もしも必要がないと言われた場合はその分、供花を孫一同で出したり、葬儀の際に喪主である親の手伝い(弔問客の対応など)を率先してするようにするようにしましょう。

●自分が成年(社会人)、独身で親と別居の場合

すでに親元を離れて別々の生計でやりくりしているとあれば、独身であっても香典は出すものとされます。裕福な家庭の方などでしたら両親がその分だすので良いとされる場合もあると思いますが、反対に葬儀費用の算出が難しい場合などは親を助ける意味も込めて香典を用意すると良いでしょう。年齢にもよりますが、金額は5千円から1万円ほど包むという方が大半です。もしくはまだ社会人になりたてなどの場合で、少しでも香典を祖父母のために出したいという場合は同世代の孫同士などで少ない金額でも構いませんので相談して、「孫一同」などで、香典を出すまたは供花を出すと故人への気持ちが伝わるのではないかと思います。

●自分が成年女子(長女、次女)、既婚(嫁いだ)の場合

結婚してすでに別の家へ嫁いでいるようであれば孫ではなくその嫁ぎ先の家庭で香典を出すことが一般的です。この場合はすでに喪家からは外れていることになりますので、香典を出す必要があります。金額は亡くなった祖父母の方と生前は一緒に暮らしていたか、どの位近い存在だったか、などにもより異なります。金額には幅がありますが、1万円~5万円ほどで親や親戚などの間で相談したりして金額はそろえるほうが後になって問題になることがないでしょう。

●自分が成年女子(長女)、既婚(婿養子をもらう)で親と同居の場合

もしも長女のあなたが婿養子の旦那様と一緒に今後喪主(親)の方の後を継ぐようであれば、喪家として葬儀を開く立場にありますので、香典は必要ありません。喪主の方の力となり、お通夜や葬儀の手伝いをします。

●自分が成年男子(長男、次男)、既婚で親と別居の場合

結婚して別の家計となっていますので、香典は用意しましょう。ゆくゆくは喪主の方の後を継ぐというようであれば、喪主の親御さんと相談して香典を出すか出さないかを決定します。香典を出す場合の相場は1万円~5万円で自分の家族も出席する場合などは家族の分として2万円以上を出すことが多いです。

●自分が成年男子(長男)、既婚で親と同居の場合

親と同居、亡くなった祖父母の方とも同居していたなどという事で、将来は喪主の親の後を継ぐという場合は喪家の人間という事になりますので、葬儀を主催する側に立ち、香典は必要ありません。

最後に

一般的な観点から見て上記のようにご紹介していますが、弔事の場では一般常識よりも親族ルールや地域の風習などが優先する場合が多く、未婚、同居に関わらず社会人になった後は別世帯扱いとして、香典は包まなくてはならないという暗黙のルールがあったり、やはり一世帯一つの香典で良いので香典は社会人でも必要ない、などその親族により様々です。まずは上記を参考にしていただき、ご自身の意見(想い)を親族に伝えたうえで、ご両親や親戚の方と相談して包む包まない、金額はいくらが良いかを決定されると後々兄弟姉妹や親戚間などでの意見の食違いなどが無く済むでしょう。

スポンサーリンク