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入院見舞いのお金を入れるのし袋【書き方やお金の包み方】

自分の身の回りの大切な人やお世話になっている方が入院したときに何を持って行ってよいのか、何が喜んでもらえるか悩んでしまうときには、入院中少しでも役に立ててもらえるようお金を包むことが多いと思います。このお見舞金を持って行くときには、どのような封筒に入れたらよいか、封筒にはどのような事を書けばよいかなど、意外とわからないことが多かったりしますね。筆者も社会人になってから行くお見舞いではどのようにしたらよいかをたくさん調べた記憶があります。ここでは、そんな入院見舞いに行く際ののし袋やお金の包み方などに関してのマナーをご紹介したいと思います。社会人になってからは知らなかったでは済まない事も出てきますので、マナーをチェックして入院見舞いに行けば、恥ずかしい思いなどせずに大切な方のお見舞いをできるのではないでしょうか。

 

入院見舞金とは?

親戚や職場の方、友人や知人などが病気やケガ、事故などで病院や療養所などに入院されたときに渡すお金のことを「入院見舞金」といいます。「見舞い金」のみで使うと災害があり避難している方や事故で相手をケガさせてしまった場合などに相手に対して渡すお金も「見舞金」となります。

入院のお見舞金を入れる封筒はどのような袋を使えばよい?

入院のお見舞いをする際、お見舞い金を渡すのにそのまま現金を渡すなどということは相手の方に大変失礼になってしまいます。では、お見舞金はどのような袋に入れればよいのでしょう? 弔事や慶事などでお金を送る場合には、特別な袋を使います。その袋の事を「のし袋」といい、のし袋はお祝い事や葬儀などでお金を贈る際に、そのお金を入れるための袋の事全般をいいます。本来はのし袋ののしは「熨斗」と書き、お祝い事(慶事)における贈り物や進物をする際にかける紙の右上にあるカラフルな飾りの事をいいますので、本来ののし袋とはこの熨斗飾りがついた慶事の袋をいいます。しかし現在は熨斗がついていない慶事のものや葬儀などで使う不祝儀袋などもまとめてのし袋などと呼ぶことがあります。実際に、お見舞いではどのような封筒がふさわしいかご紹介していきたいと思います。

●袋の種類と水引

水引は紅白の5本線結び切り熨斗飾りのついていないものを使います。結び切りの水引には何度も病気やケガなどを繰り返さないようにという意味が込められています。出産などでお見舞いへ行く際は蝶結びのものを使い、何度あっても良いという意味が込められます。この、結び切りと蝶結びは間違えないように注意してください。その他、白黒の水引は不幸があった際に使うものですので、入院は不幸がおこったわけではないので、紅白を使います。間違えるととても失礼になりますので、気を付けましょう。

●表書きは何と書く?

表書きとはのし袋の水引を真ん中とした上段中央に書く「表題」みたいなものです。

・通常は「御見舞」

・目上の方に贈る場合は「御伺」

・出産のお見舞いは「出産祝い」となります。

そして水引を中央にして下段に送り主(自分の氏名)を書きます。有志一同など連名の場合は4名くらいまでであれば全員の名前を書き、それ以上の場合は有志一同などとします。有志一同の場合は手土産と一緒にお見舞いの手紙を添えて、そこに全員の名前などを書いても良いですね。誰から頂いたか相手の方も知ることが出来ます。

●新札を入れるべき?

人にお金を贈ると考えるとやはり綺麗なお金でなければいけないという気がしてしまいますが、実はお見舞いや弔事の場合には新札は使わないということをご存知ですか?なぜかというと、病気のお見舞いに行くときに新札を贈ると相手の方に入院見舞いに行くことを「待っていた」(事前に用意していた)と思われることがあるため、入院することを望んでいたのではないか?などということから、お見舞いやお葬式などでは新札は使用しません。だからといって、汚いお金を使うということではなく、ちょっと折り目がついている物などであれば問題ありません。ある程度使用したお金であれば、「診察を用意する間もないほど急いできました」というニュアンスになるようです。現在ではあまり気にされない方もいるかもしれませんが、特にご年配の方などは着にする方がいますので、配慮するようにしましょう。

●包む金額の相場は?

いくら位包めばよいかは気になるところですが、地域やその家庭の習慣などにより、親族に贈るお見舞金はかなり幅がありますが、一般的な知人や会社関係などへの相場としては3,000円から5,000円ほどで、親族などですと10,000円から30,000円中にはそれ以上というケースもありますので、親族の場合は身内の年配者の方などに相談すると良いでしょう。

●お見舞い金を渡すタイミングは?

基本的にはいつで門構いませんが、一番良いタイミングとしては入室して挨拶してから渡すと良いでしょう。渡すときは「心ばかりですが、入院の最中に必要なものに使ってください」などといって渡すと良いですね。そして、お見舞いへ行くときは長居は禁物ですので、とにかく「しっかり休んで早く元気になってほしい」ということと「心配しています」ということをつたえて「元気になったら○○行こう」など、相手の方が元気になる話題のお話をするようにして、退出するときはこちらから、「そろそろ帰ります。また来ますね」などと自分から切りの良い所で退室して、相手を疲れさせないように気配りします。

最後に

入院している最中はとても気分が落ち込みやすく、体調がすぐれない事もあります。そんな時は長居せず、お見舞いの言葉を伝え、早めの退出を心がけるようにしてくださいね。

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