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先祖供養の仕方と3つの方法

現在の日本では、あまり宗教が盛んではなく、無心論者の人も多いと思いますが、今日私たちが存在しているということは、ある意味ご先祖様のおかげです。ここの所、何となく良いことがない、元気が出ない… 人生の中ではそのような時期もあったりします。そんなとき、先祖供養をしてみてはいかがでしょう。先祖供養と一言で言ってもどんなことをしたらよいのかわからないという方も多いかと思います。ここでは、先祖供養をするためにお墓参りやお仏壇に向き合ってどのようなことをすればよいか、そして日常でもできる先祖供養の仕方やその方法をご紹介したいと思います。そうすることにより、ご先祖様も喜び、さらに私たちを見守ってくれることにつながっていくでしょう。

ご先祖さまとは?

ご先祖様とはその家系のすでに亡くなった数世代以前の血縁者全般、または直系の尊属を指すことが一般的です。簡単にいうとすでに亡くなっている祖父母などがいる場合もその祖父母の方はご先祖様とみなされるという事になります。

先祖供養とは?

先祖供養とは祖先の霊を供養する事で、そのために営まれる仏事の事を言います。実際にはお彼岸にお墓参りに行く事やお盆に先祖の霊を迎え入れたり送り出したりすることを一般的にいいます。そして自宅の仏壇などで読経したり、過去、現在、未来への繋がりを大切にするという気持ちと、日々の感謝の気持ちを伝える報告なども供養にあたります。

先祖供養の仕方と方法は?

・身近な所からできる先祖供養

先祖供養をしっかりしたいけれど、何から始めてよいかわからない・・・。そのように考えている方は意外に多いのではないかと思います。先祖供養は必ずしもお墓参りへ行ったり、仏壇の前でお参りをする事だけが先祖供養とは限らず、初めはいつでも、自分が思ったときに目を閉じて心の中で合掌する(感謝の気持ちを伝える)という気持ちが一番大切です。亡くなった方が一番悲しく思う事は、自分が忘れられてしまう事といわれています。例えば、自宅に仏壇が無かったり、お墓がとても遠い場所にあるのでお墓参りをする事が出来ない場合や、自分がけがや病気で思うように動けなかった場合など、どんな時でもご先祖様の供養は可能です。そのような時は、ご先祖様を供養する事が出来ないという訳ではなく、写真などがあれば飾って、なければ心の中でご先祖様を思い出し、手を合わせるだけでも供養になるのです。「私はあなたの事を忘れずいつも思っています」と願ってあげる事が、本当の供養なのですね。供養したいと思うときに、ご先祖様が生前好んで食べていた食べ物などを供えてあげれば、きっとご先祖様も喜んでくれるにちがいありません。

・仏壇にお供え、礼拝、読経

ご先祖様の供養で一番身近な方法は、ご先祖様を祀っている仏壇にお花を飾ったり、お供え物をしてお参り(日々の報告)をする事です。幼少の頃から自宅に仏壇があり、お線香やお水などのお供え物を普段から欠かしていなかった家庭で生活をしていた方は、仏壇にお参りをする事が当たり前の事となっていると思います。しかし、仏壇が身近な存在ではなかった方々にとっては、仏壇のお参りの仕方もよくわからなかったり、自分でお経を唱えるなんて言う事は考えられないことかもしれません。仏壇は、一般的に跡を継いでいる方のご家庭でお祀りをしているので、仏壇にお参りをたびたびするという事は、現実的には相手の都合などもありますので難しいといえるでしょう。しかし、自分で独り立ちし、家庭などを持った場合はご自身の家の仏壇を用意されると良いかもしれません。現在はマンションなどで置く場所などが無いという方へも考慮された、省スペースでも置ける小さめのミニ仏壇や手元供養のできる携帯仏壇などという、場所をほとんど必要としない仏壇も販売されていますので、家族や先祖を大切に思う気持ちなどをこのミニ仏壇や携帯仏壇などで補う事も可能です。このようにさまざまな場所にご先祖様を祀っている場所があれば、ご先祖様も自分が忘れられていない事に喜ばれ、立ち寄る場所も増えてさらに喜ばれることでしょう。

・お墓参り

ご先祖様の供養の仕方や方法と考えて、通常一番に思い浮かぶのはお墓参りではないでしょうか。年間の行事として、春と秋のお盆やお彼岸はお墓参りに行くことが多いと思います。また、新しい年の始まりという事で、新年にお墓参りをする方もいらっしゃるかもしれません。お墓参りは先祖供養の大切な行事の一つです。もしも長い間お墓参りに行かずお墓が汚れて植木や花が枯れてしまっているなどであれば、一度お墓参りに行かれることをお勧めします。お墓をきれいに掃除して、美しい花とお線香をお供えして手を合わせてみてください。お墓参りをすませると心が安らぎ、爽やかな気持ちになることでしょう。この行為が生きている人にとっても、先だったご先祖様にとっても、心を豊かにしてくれる事柄なのかもしれません。お墓参りは特別な行事ではなく、ご先祖様の子孫としてこの世にいる私たちがご先祖様を供養するための一つの手段と考えて、普段の生活にお墓参りを組み込めたら素敵ですね。

最後に

ご先祖様を供養する時に一番大切なことは、供養したいと願う私たちの気持ちです。仏壇やお墓をきれいにして、ご先祖様の前で静かに手を合わせ、感謝と現在の気持ちや報告などを打ち明け祈りをささげるという気持ちがあれば、きっと、ご先祖様に届くはずです。

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