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職場の人へ贈る内祝い【注意するべき点とマナー】

自分が結婚したり、出産、子供が生まれた時、または病気やケガでの入院から退院した時に、職場の同僚や上司からお祝いをいただいたりすることってありますよね。毎日顔を合わせる職場の人だからこそ、しっかりとお礼の内祝いを贈りたいと思う気持ちはみなさん同じです。ここでは、職場の人から頂いたお祝いに対して贈る内祝いに関して、注意するべき点や渡すタイミング、相場などのマナーをまとめてご紹介したいと思います。

職場の人への内祝いマナー

●職場の方への内祝いの金額相場

一般的な内祝いの金額相場は、頂いた金額の3分の1から半分の金額が目安といわれています。現金ではなくお祝いの品をいただいた際も同じで、いただいた品の大体の金額相場をチェックしてその金額の3分の1から半額程度のお返しの品を用意して贈ります。品物によっては、金額がはっきりわからないなどということもありますので、あまり神経質になりすぎることはなく、おおよその金額を目安にしてお返しをするということで問題ありません。

・上司からのお祝いに対する内祝いの相場は?

職場の上司から頂いたお祝いに対する内祝いは、地域や職場の風習などあるかもしれませんが、いただいた金額に対して3分の1から半分程度が良いとされています。あまり金額に関して細かく考えたくないという方は一律半返しということでもよいでしょう。目上の方へのお礼は、あまりたくさんしてしまうとかえって失礼になってしまうことがあるため、金額でどうしても悩んでしまう場合は、職場の先輩や相談できる同僚などに相談してから決定してもよいでしょう。

 

・同僚や先輩、部下への内祝いの相場は?

会社の同僚や先輩。部下の方に対する内祝いの相場は半返しと考えるとベストです。連名でお祝いをいただいた場合などでも、頂いた金額を人数で割った金額の半分相当の金額で個別に内祝いを用意することができればベストです。一人ずつの金額が少ない場合、または人数が多い場合は皆さんで分け合ってもらうことができる折り菓子、コーヒーや紅茶などのインスタンの飲料などを内祝いとして贈るのもよいでしょう。一人ずつの金額が千円を超える場合、感謝の気持ちが伝わるように、一人ずつ個別で内祝いを用意することをお勧めします。

●職場の人へ内祝いを渡すタイミング

内祝いはさまざまなお祝い事のお礼として渡すことが一般的ですが、各お祝い事により内祝いを贈る時期は変わるのかというと、ほとんどのお祝い事に対する内祝いの時期やタイミングは変わりません。出産など本人や赤ちゃんの体調などに左右されることがなければ、通常、どのようなお祝いに対しても2週間から1ヶ月の間に内祝いの品を贈れば問題ないでしょう。しかし、職場の場合は郵送より手渡しが圧倒的に多くなるため、内祝いを渡すタイミングは注意が必要といえるかもしれません。

・手渡しする場合

結婚や出産などの場合、すぐに出社するということはあまりないと思いますので、結婚の場合は休暇を終えた出社第一日目に結婚式に参加していない方などでお祝いをいただいた方へ、内祝いまたは新婚旅行のお土産をお礼として手渡すとよいでしょう。

出産の場合は奥さんが出産した場合であれば、まずはお祝いをいただいた方へ感謝の言葉を伝え、2週間以内位で職場の方へ内祝いを用意して手渡しすると良いでしょう。自分が出産した場合は産休などをとっていると思いますので、出産後の体調と相談し、1ヶ月から2カ月以内の間に内祝いを用意して会社に挨拶がてら内祝いの品を持参して渡すようにします。1年後の産休が終わった時に内祝いを渡すなどということはないようにしましょうね。

・郵送する場合

職場の方へ内祝いは基本的には感謝の気持ちを伝えて手渡しすることが望ましいですが、お祝いを個人でいただいた方で部署が違う、なかなか会う機会が少ない上司などの場合、またはわざわざ時間を作っていただくのが難しい、荷物になる品物の場合などは、お礼はしっかりと本人に伝え、「ご自宅に内祝いの品は別途郵送させていただきました。」などと伝えて内祝いの品を贈るケースも増えてきているようです。

内祝いを選ぶときに注意するべき点

●連名でいただいたときの内祝いの選び方

上記でもふれましたが、連名でいただいた場合は、頂いた方一人一人の金額相場により内祝いの選び方が変わってくると考えるようにします。人数が多い部署全員から少額の金額を集めてまとめていただいた場合などは出社の際に皆さんで分け合ってもらうことができる折り菓子、コーヒーや紅茶などのインスタンの飲料など贈り、内祝いの金額がある程度(一人の金額が5百円以上)になる場合などには一人ずつ内祝いの品を用意するようにすると感謝の気持ちが伝わります。

最近は5百円でもコンビニで使えるクオカードなど購入することができますし、個別にお菓子やタオルなどを用意してもよいですね。注意する点は、自分が持って行くときや相手の方が持ち帰るときに大変でない品が良いでしょう。

●内祝いを選ぶときに気をつけること

・渡すタイミング

職場の皆さんへ配る場合は問題ありませんが、お祝いをもらっていない方へは渡さない場合などは、できるだけ仕事の始まる前の時間や相手の方に声をかけて人目のない場所で渡したりするなどある程度の気配りが必要です。

・持ち運びが便利な物

自分がまず通勤時間帯に持って行かなければならないということと、内祝いを受け取った相手の方も持ち帰らないといけないということを念頭に、あまりかさ張らない物や、重たくない品を選ぶと良いでしょう。

・消え物を選ぼう

子供の名前が書いてある食器や自分たちの写真付きの品などという記念に残る系の品は職場の方への内祝いには、受け取った品をどのように扱ってよいのか困ってしまったりすることがあるので、あまり適しているとはいえません。もしも名前が書いてある品などでも食べてしまえば残らないお菓子など消え物を選ぶようにすると良いですね。

・賞味期限はできるだけ長いものを

お菓子などを贈る場合でも、職場の場合出張などで何日かいない方などもいるかもしれません。賞味期限はできるだけ長いものを選んで、渡すタイミングが少し先になってしまっても問題ないものを選ぶようにすると良いでしょう。

最後に

たくさんの人が働く職場では色々な考えを持つ方がいるため、お祝い事などのお礼のマナーはしっかりしたいところです。人によっては非常識だと思われたりしかねませんので、もしもわからないことがあれば周りの意見を聞いてから内祝いの品を用意するなど、ある程度会社の風習にそって用意して、皆さん一人一人に簡単でも良いのでしっかりとお礼を伝えることができれば相手の方もお祝いして良かったと思っていただけることでしょう。

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