スポンサーリンク



内祝いを贈るときのマナーで気をつけること

自分や自分の家庭でおめでたいことなどがあった際にいただく「お祝いの品」や「お祝い金」。とっても嬉しいものですが、頂きっぱなしと言う訳にはいきません。お祝いをいただいた際にはお礼として「内祝い」を贈ることが相手の方に対するマナーと言われていますが、お返しをする際の「内祝い」にはどのようなマナーがあるのかと疑問に思う方は多いのではないでしょうか。いただいたお祝に対するお返しの内祝いは、しっかりとしたマナーで贈ることが大切です。ここでは、「内祝い」に関する覚えておきたいマナーや気をつけること、そして自分だけでないパートナーの義両親、親戚などに対して失礼のないような内祝いを贈るときのマナーをまとめてご紹介したいと思います。

内祝いとは?

内祝いとは本来、自分や自分の家の家族にめでたいことがあった時に、身内や周りの方などを招いて喜びを分かち合う席を設け、その帰りに「今後もどうぞよろしくお願いします」という意味を込めて内祝いの品を贈ったりすることでした。もちろんお祝いをする際には招かれた方はお祝いの品を持ってくることが多かったのですが、お祝いをいただいた方のみではなく、いただいていない方にも「おめでたいことのお裾分け」として内祝いを贈る習慣があり、それらを総合して「内祝い」といっていたことになります。現在ではその意味合いは少しずつ変わってきており、お祝いの品をいただいた方に対して贈る品を「内祝い」とすることが多くなっています。昔のように「おめでたいことのお裾分け」としてただ記念の品を内祝いと渡したとしても、現在では相手の方にお祝いの催促をしているとられてしまうこともあったりするので、本来の内祝いと現在の内祝いの意味合いは徐々に変わってきたと考えてもよいでしょう。

「内祝い」のマナーと気をつけること

●内祝いを贈る前にまずはお祝いのお礼を

お祝いの品を手渡しでいただいた方であれば、その場でお礼を伝えることができますが、もしも郵送などで届いた際には、まずは電話や手紙などでお礼と品物がちゃんと届いたことを伝えます。相手の方はちゃんと品物が届いたか心配していますし、もしも連絡をしなければ、「好みではなかったのかな」などと思ってしまう方もいるかもしれません。何も言わずに後から内祝いの品のみが届いたとしたらあまり良い気持ちはしないですよね。このように、自分だったらどのように思うかということを考え、行動すると必然的に まずはお礼の電話や手紙につながるのではないかと思います。電話や手紙は届いた当日、または次の日ぐらいにはするようにしましょう。

●内祝いの品の金額相場に気を使おう

内祝いの金額は頂いたお祝いの金額やお祝いの品の大体の金額相場の半額から三分の一が相場といわれています。地方や地域、各家の習慣などによりその金額相場は変わってきますが、高額のお祝いをいただいた年配の方などには半返しというよりは三分の一程度でのお返しが良いといわれることが多いようです。年配の方はあなたを助ける、何かの足しに、などという意味合いでお祝いを渡すことが多いので、そのあたりはありがたく受け取ってお礼をしっかり伝えお祝いをいただいた内容により、近況を報告したり赤ちゃんに会う機会を設けたりすることができればそれが一番のお礼につながります。

●内祝いの品の選び方

内祝いの品の選び方は贈る方の家族構成や好みに合わせて贈れるよう知らないことは事前リサーチを怠らないようにします。内祝いの基本は「消え物」が良いとされていますので、日用品などの使ってなくなる物や、食べ物で食べてしまえばなくなる物を選んでおくと無難です。出産内祝いや結婚の内祝いなどでは贈り物に名入れをしたり、写真付きのものを贈ることもあるかと思いますので、そのような時は事前の準備(贈り物の品ができるまでにどの位時間を要するか)が必要です。選ぶときの注意点としては、できるだけ「相手の好みに合わせる」を基本に選ぶと良いでしょう。例えば相手の方に食事制限などがある場合、食べれない物などを贈ってしまうとかえって失礼にあたることもありますので、特にご年配の方への内祝いの場合は好みなどが分からない場合は周りの方に事前にリサーチをしてみるなどお勧めします。その他は相手の家族構成などにより量や贈る物などを考えると喜んでもらえるでしょう。

●内祝いの品にはお礼状を添えて

まずは電話などでお祝いをいただいたことへのお礼は伝えているけれど、内祝いを贈る際には改めてお礼状を添えて贈るようにします。お世話になっている方には手紙などを書いても良いですし、たくさんの方に贈るようであればメッセージカードでも構いませんので、お祝いのお礼や近況などを報告できるようなお礼状を添えると相手の方もお祝いを贈ってよかったと思っていただけます。

●内祝いを贈る時期

内祝いを贈る基本的な時期はお祝いをいただいてから2週間から1ヶ月以内の期間で贈ると良いとされていますが、出産祝いなど、赤ちゃんやお母さんの体調などによりすぐに準備することができないこともありますので、そんな時はお礼状に「赤ちゃんや自分の体調がすぐれず贈れてしまって申し訳ありません。今は母子ともに元気です。」などと一言添えて2カ月以内くらいまでに贈るようにします。どうしても難しい場合は、パートナーや両親など周りの方に助けてもらうというのも一つの案として考えておくと良いかもしれません。

●のしと表書き

内祝いにはのし紙をかけて贈るのがマナーです。一般的には何度あっても良いおめでたいことに対する内祝いは紅白蝶結びの水引で、表書きは「内祝」とします。退院の内い(快気祝い)の際はケガや病気が再び繰り返しておこらないように、水引は一度結んだらほどけない紅白の結び切りを使用します。

最後に

内祝いはお礼と感謝の気持ちを込めてしっかりとしたマナーで贈り物を贈ることにより、今後のお付き合いもさらに良くなったり、内祝いをきっかけにお付き合いが深くなることもあります。地域性やその家の習わしなどでわからないことがあれば、聞くことができる方にしっかりと聞いて相手の方の習わしに合わせて贈るようにすると間違いのない内祝いを贈ることができるでしょう。

スポンサーリンク