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厄年の前厄、本厄、後厄とは?それぞれの違いと過ごし方

厄年は人生の中で何度かやってきますが、厄年は前厄、本厄、後厄と3年間連続して厄災などが降りかかりやすいといわれているのをご存知でしょうか?厄災が降りかかりやすいといっても、3年間ずっと続くのかというと、そういうわけではないようです。ここでは厄年に関して前厄、本厄、後厄とはどのようなもので、それぞれの違いや過ごし方、実際にどのように過ごせば「より何事もなく過ごせるのか」などをご紹介したいと思います。

厄年について知っておこう

まず厄年ということ自体がどのような意味があるのかをご紹介します。厄年とは本厄を中心にその前後の前厄、後厄を含めた3年間は厄災が降りかかりやすいとされる年齢の事をいいます。平安時代ごろにはこの厄年という概念はあったようですが、現在一般的にいわれている厄年の年齢は江戸時代ごろに定まったとされています。厄年という風習はは日本国内では幅広く信じられており、地方や宗教などの違いによってもその風習や年齢は違ってきます。たくさんの人々より信じられている厄年ですが、科学的根拠などはなく、迷信ととらえられることもあるようですが、昔の人々の経験などから今に受け継がれ信じられているので、軽くあしらうことはできないといえるのが実際の所といってよいでしょう。

前厄、本厄、後厄の年齢は?

厄年の年齢の基本は本厄で表し、その前後を前厄、後厄の年齢とします。そして男女では厄年の年齢は異なり、それぞれに大厄という最も厄災が降りかかりやすいといわれる注意すべき年があります。

●男性

本厄:25歳、42歳、61歳

前厄:24歳、41歳、60歳

後厄;26歳、43歳、62歳

●女性

本厄:19歳、33歳、37歳、61歳

前厄:18歳、32歳、36歳、60歳

後厄:20歳、34歳、28歳、62歳

大厄は男性42歳、女性33歳の本厄の時期になります。

この年齢の数え方ですが、現代一般的に使われている満年齢(実年齢)ではなく、数え年で数えます。地域や神社、お寺などによっては「満年齢」で数え、厄年の年齢も異なるところもありますので、厄払いなどに行く場合は事前に行こうと思っている神社やお寺に確認すると良いでしょう。※数え年とは生まれた時はすでに1歳と数え、翌年の1月1日または立春を境に1つ歳を取るという数え方です。

前厄、本厄、後厄の違いと過ごし方

●前厄

厄年の始まりが訪れることを前厄といい、別名「厄入り」とも言われています。これからだんだんと本厄へと向かっていくので、「万事に対し気を付けて行動しましょう」ということになります。特に肉体的や精神的などでの変化が訪れる年齢に入っていく時期なので、自分自身の健康管理にも注意が必要です。また、前厄は「金運と人間関係に注意する年」とも言われています。人とのお金の貸し借りなどは十分注意し、大きなお買い物の際には十分内容のチェックをするなどを怠らないようにしましょう。

●本厄

本厄は最も厄が現れる年とされ、一番厄災が起こりやすいので注意が必要といわれています。一般的にはあまり新しい事はや大きな決断はしない方が良いとされているようですが、地域によっては出産や結婚、または大きな決断は「厄を落とす」ということにつながり良い事とされている所もあります。新しいことを始めるには多くのエネルギーが必要となりますが、厄年の年齢には身体や体調の変化が起きやすい為、注意力が散漫になったり、疲れがたまっている所に新しい事を始めるとケガや病気になりやすい為に注意が必要といわれています。

ただし、じっとしているだけでは人生の転機ともいえる時期にチャンスを逃してしまうことにもなりかねませんので、いざというときのために体調などを整え自分が良いと思ったときに行動に移せる準備をしておくと良いということになります。その他、本厄の最中は学問などに良いといわれる時期でもありますので、じっくり勉強をして新しい試験や資格などに挑戦するにも良い時期とされています。

その他、結婚や転職、引っ越しなどは控えた方が気になるところですが、厄年の最中は大きなチャンスが巡ってきやすい時期でもあります。自分自身がしっかりとした心構えで体調なども万全であればこのチャンスを逃すのはもったいないことではないでしょうか。厄年を「役年」として注目が集まる時期とポジティブに考えると良いでしょう。

●後厄

後厄は厄年がその年で終わりを迎えるということで、厄が少しずつ薄らいでいくと考えられています。薄らいでいくということで、まだ安心はできない年ですが、引き続き健康管理などに注意してチャンスがあれば何か行動を起こせるように準備をしておきましょう。後厄では1年が終わるまでは油断は禁物ということと、厄年の最中に支えてくれた家族に感謝をすると良い年になるといわれています。

厄年には厄払いや厄除けはした方が良い?

厄年には厄払いや厄除けはした方が良いか悩む方も多いのではないかと思います。そして3年間ある厄年の「いつ厄除けに行けばよいか」でも地域や家の習慣などにより様々です。今まで全然気にしていなかった方でもいざ厄年になると周りから「厄年だから気を付けなさい」などといわれるようになり、少し不安になったりすることもあります。気になり始めたら厄払い・厄除けは行っておくのがおすすめです。

そうすることによって自分的にもすっきりした気分で過ごすことができますし、何か良くない事が起きた場合でも行かないで後悔するより、「厄払いに行っておいたお陰でこの程度ですんでよかった」と思える方が気分的に良いですよね。厄除に行く年ですが、前厄、本厄、後厄、厄年が終わった後の4回、4年連続で行く方もいますし、本厄のみという方もいます。ご自身が思い立った時に行くことが一番の厄払いとなります。

最後に

厄払いに行って何事もなく過ごせた場合は、できれば厄年が開けた後に、厄払いをした神社やお寺にお礼のご挨拶としてお参りに行くと良いでしょう。守っていただいてそれっきりでは神仏様に対し失礼にあたってしまいます。最後までしっかりと納得できるような過ごし方をして、何事もない厄年を過ごせることをお祈りしています。

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